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アフターメンテナンス

―アフターメンテナンスはどのように対応されていますか?

【岩崎】

アフターメンテナンスが全く必要ない庭は、当然ありませんよね。ただ、少しでも負担を減らすこと、そして何より楽しみながら作業ができたら、いいですよね。


少しでも負担を減らし、精神的に楽になるデザインやアドバイスを差し上げています。
そして、お客様自身で、庭や植物に興味を持っていただくよう、導いていくのも私たちの仕事です。


岩崎写真

―それはなぜですか?

【岩崎】

お客様はご自身のお庭、草木を毎日見ているからですよ。 ご自身のお庭の草木の形はお客様自身が一番知っています。

 

もちろん、高いところにある木の枝の剪定等は、危険が伴いますので、私たちに依頼された方がいいかと思いますが。 やはりご自身で手入れされた方が、愛情も湧きますよ。

 

お客様の中には、こんな方もいらっしゃいます。 雨が続いて少しでも枝が伸びると剪定の依頼をされたりだとか・・・

 

枝は当然伸びます。自然とはそういうものなんです。 それを寛容な心で受け入れてあげる事も大切です。 草木には心があると、私は考えていますから。


―きっとお客様の中には、どうしていいのか分らない方もいらっしゃるんでしょうね。

【岩崎】

その通りですね。きっとアドバイスが欲しい方もいらっしゃるんでしょうね。
この前もあるお客様に「ここはこう剪定してあげると花は喜びますよ。」ってアドバイスしてあげると
非常に喜ばれておりました。


―そのアドバイスとは?

【岩崎】

例えば生け垣でいうと、1月から2月にかけて有機肥料をあげるんです。 そして花が散った頃の6月には化成肥料をあげます。 この肥料には植物に必要な3大栄養素のチッソ、リン酸、カリが含まれてて植物を強くします。 そうする事により、来年もまた、奇麗な花を咲かせたり、枯れにくいようになるんです。 また、剪定で言えば、肥料をあげれば伸びてくるので、こまめに切ってあげて下さい。 外側よりも中を切ってあげて風通しを良くしてあげる事によって、虫もつきにくくなります。 植物は強いもので、枝を切ってもそう枯れはしませんので(笑)

 

でも、剪定するにも季節があります。 植物によって異なりますが、キンモクセイは春に花が咲きます。 この場合、夏の暑い時期に剪定してあげます。何故なら、秋になると花芽をつけるんですね。 まれに正月に剪定されるお客様もいらっしゃいますが、 枝と一緒に花芽まで切ってしまい、春にほとんど花が咲かないというケースにもなります。 だからこそ、葉が落ちたからといって心配される必要もありませんし、 来年の春にはまた奇麗な花を咲かせてくれます。

 

病気も色々ありますが、代表的なのはすす病。 これはアブラムシが付着し、そのフンが原因で黒っぽく見えるというものなんですが非常に分かりにくいです。 見分け方のコツはアリが草木に上っているかどうかです。 アリとアブラムシは密接な関係にありますから。 仮にお庭の植木がすす病にかかっていたとしても、消毒すればすぐに治ります。 ちなみに私のアトリエの庭には、もくさく酢を使っています。アブラムシにはよく効きます。 夏は黒い斑点がついたりしますが仕方ないと思っています。でも枯れないんです。 要は強く育ててあげる事が大切です。

 

肥料の種類とかも色々あるんで、育て方はそれぞれですね。


―肥料の種類ですか?鶏糞とかですか?

【岩崎】

鶏糞は臭いからやめた方がいいです(笑) 完熟の牛糞は臭いはないですよ。


―素人の見解で恐縮ですが、水やりとかも影響するんですか?

【岩崎】

影響しますね。毎日たっぷりあげる事です。 一番良い方法は、軽く地面を掘ってみて、お庭の土が湿っているかどうかを確認する事です。

 

夏の暑い時期は、水やりする時間も影響します。 朝は早い時間に、夕方は涼しくなってから。 日中の暑い時間に水をやると、地熱でお湯になって、逆効果になりますので。

 

植物は子供と一緒だと思います。手をかけてあげればあげるほど返ってきます。 だからこそ、私たちは、お客様のために、お庭の植物のためにお手伝いさせて頂きます。